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2023年11月始動の4人組バンド、少女詩集。

作詞作曲vocal/白木

Arrangement&Gt/よん

Gt/ほ〜りぃ

Ba/へくぼき

この計4名で構成されている。

YouTube初投稿の「hmng」はLyric Videoの再生回数が12万回再生を突破。続く2曲目の「愛はレメディ」も2.5万回再生を突破し、国内外からの注目が集まりつつある。

紡がれる詩は純粋無垢であるが、どこか艶やかである。紡がれるメロディーはNEOポップを感じさせるが、どこか親しみやすく懐かしい。聴き手を白昼夢に引きずりこむような多色多彩なアレンジメントは、少女が脳内に描く夢現な世界観を完璧に表現している。

また、少女詩集の魅力は音楽だけに留まらない。Lyric VideoやMUSIC VIDEOなどの映像面も全てDIYで制作しているのだ。vocal白木プロデュースの下、コンテ制作・衣装・小道具大道具の発注・空間デザイン・映像編集など、全てのパートをバンド内で完結させている。その過程はまるで子供の遊び場のように自由奔放だが、中身は一貫して「短編映画のような映像をつくること」。

DIYで創り上げるキュートで毒々しい音楽と映像。少女詩集自身も、溢れ出る自身の魅力から目が離せないバンドだ。

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解釈は季節天気機嫌のようにコロコロと変わるのですが、平たく言うと"メンヘラ(Mental Health)"が真実の愛を求めて彷徨い、右往左往している楽曲です。

「レメディ」というのは遠い昔、どんな病にも効く薬として普及していた薬です。実体はただの砂糖玉で、病に効果はないという説が現代では有力です。かの有名なナイチンゲールも「薬をやたらと欲しがる人間にはレメディでも与えておきなさい」と言ったんだとか。しかしレメディを信じる者にとっては、ただの砂糖玉だろうと立派な薬なのです。

この話を聞いた時「信じること」と「洗脳」の表裏一体感に鳥肌が立ち、人間が持つこれらの才能は愚かで、強力で、魅力的だと感じました。愚かだと罵られようとも、何の躊躇いも疑いもなく「真実」だと盲目的に飲み込むことができたら、信じたいものだけを信じることができたら、なんて幸せだろうか…そう思ったのです。

これが「愛はレメディ」を書いた動機です。

疑おうと思えば幾らでも疑える実体のないものに対して私達はどう向き合うのか?なにを根拠に信じるのか?何が嘘で何が本当なのか?答えはいつもありません。

あなたはどのレメディを飲み込みますか?

ぜひご賞味くださいませ。

使用機材

Apple Logic Pro X

審査員コメント

およそ1分30秒の演奏時間の中に凝縮されたメロディライティング、アレンジなど曲作りの根幹部分の良さは言うまでもなく、打ち込みや録音、ミックスなど音源化に至るまでの全てにおいて卒なくプロライクな技を感じさせる作品だと思います。

完成度の高い作品に仕上がっており、何も言うこと無しの出来栄えでした。敢えて言えばですが、最後のノイズと小さく聴こえる波の音で締めくくる演出の意図が、曲のみで聴いた場合、その意図が聴き手にイメージし辛いように感じました。映像があっての演出かと推測しますが、音源のみを作品として成立させる場合には、他のメディアを伴わなくても成立するようにミックスを変えたり、場合によってはアレンジをマイナーチェンジするなど、少なからず手を加えると更に良かったと思います。

しかしながら、既に十分な活動実績をお持ちのようですので、基本的にはこのままの調子をキープしつつ、更に上の段階を目指されると良いかと思います。機会があれば他の作品も聴いてみたいです。これからも頑張ってください。(内藤 朗)

賞品

SENNHEISER e935(ダイナミックマイクロフォン)

ZOOM M2 MicTrak(マイクロフォン型オーディオレコーダー)

INTERNET VOCALOID6 Starter Pack AI Megpoid(ボーカロイドソフトウェア)

INTERNET Synthesizer V AI Megpoid(歌声合成ソフトウェア)

ABILITY ABILITY5 Element(DAWソフトウェア)